![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=539x10000:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/i45e80f1f435bf79d/version/1689664391/image.png)
インストールしたSQL Server へ他のPCから接続できるようにします。
SQL Server のデフォルト設定は、他のPCから接続できないようになっています。設定変更やファイヤウォールを設定することでExpress Editionもサーバーとして使用できるようになります。
事前に必要な、SQL Server のインストールやTPiCSのテーブル作成については
SQL Server Express Edition でTPiCSデモ環境作成 を参考にしてください。
大まかに、事前に必要な作業は以下です。
・SQL Server の構成マネージャー SQL Server サービスの自動起動
・Management Studio でWindows 認証→混合認証
・Management Studio でsa ユーザーの有効化
・Management Studioから sa ユーザー接続
・TPiCSのデータベース設定ツールから接続
・TPiCS本体からの接続
SQL Server の インスタンス名を確認
外部から接続に必要なサービスや設定は、インスタンスによって変わります。
SQL Server の構成マネージャーでインスタンスを確認
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s64d21b00408982fc/image/iceb97926466875e1/version/1688051535/image.png)
SQL Server の構成マネージャ
Windowsのスタートメニューから[SQL Server 2022 構成マネージャー]をクリック。
SQL Serverをインストールしたコンピュータで確認します。
クライアントPCから、サーバーの構成マネージャーは開けません。
サービス名 ”SQL Server (MSSQLSERVER)”
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=511x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/ia63684390f87073b/version/1689324467/image.png)
SQL Server 名前 が ”SQL Server (MSSQLSERVER)”ならば、
既定のインスタンス
サービス名 ”SQL Server (SQLEXPRESS)”
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=519x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/i745824bfd1906a8b/version/1689324570/image.png)
SQL Server 名前 が ”SQL Server (SQLEXPRESS)”ならば、
名前付きインスタンス
他に、SQL Serverのインストール時に、インスタンス名を"SQL2022"のように設定した場合も、”SQL Server (SQL2022)”のように表示され、これも名前付きインスタンス。
"MSSQLSERVER"以外は名前付きインスタンス。
既定のインスタンス(MSSQLSERVER)へ他のPCから接続可能にする
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/i22d5e0c5a2258a9e/version/1689648169/image.png)
SQL Server のサービスの設定
デフォルトの状態でよい。
・SQL Browser サービス :停止(接続には不要)
・SQL Server (MSSQLSERVER) :実行中
・SQL Server エージョント (MSSQLSERVER) :停止(接続には不要)(ExpressEdtion は有効にできません)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/id2dd722b00e5254d/version/1689648187/image.png)
SQL Server ネットワークの構成の設定
・名前付きパイプ :無効
・TCP/IP :有効(必須)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=566x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/i869af7c3fe65bd46/version/1689850580/image.png)
サーバー側のWindowsファイヤウォールを設定
通常許可されてない。
ファイヤーウォールの許可
・TCPプロトコルのポート:1433 通信許可が必須。
(UDPプロトコルのポート:1434 通信できなくてよい。)
サービス名で指定する方法
ポートで設定の方法の他にサービスの指定して通信を許可する方法もある。
サービス名:SQL Server MSSQLSQRVER を許可
※ファイアウォールの設定は[コントロールパネル]-[システムとセキュリティ]-[Windows Defender ファイアウォール]から設定を行います。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/ib8c61018090f2091/version/1689850096/image.png)
Windows Defender ファイヤウォールで新しい規則追加
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/i885f723dfa5a11f4/version/1689850580/image.png)
規則の種類
●ポート を選択。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/i3e149da2ce0b74ee/version/1689850580/image.png)
プロトコルおよびポート
プロトコル
●TCP を選択
特定のローカルポート:1433
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/i25c7c77b1a91cf7f/version/1689850580/image.png)
操作
接続の許可(デフォルト)。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/i6c72a4549c0ac403/version/1689850580/image.png)
プロファイル
☑ドメイン
☑プライベート
☑パブリックをチェック(デフォルト)。
ドメインネットワーク環境内のみ通信を許可することや、ドメインとプライベートネットワーク環境のみ許可する設定をします。
後からも変更できるので、接続検証のために、3つとも(どこでのネットワーク接続でも)通信許可でよいです。
接続が確認できてから、パブリックはOFFのような設定をしていくとよいです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/if1bad95935a7da0a/version/1689850581/image.png)
規則の名前
規則の名前は自由に付けてください。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=887x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/icb65e9d3530e5484/version/1689850581/image.png)
既定のインスタンスへ接続するクライアントPC側の設定
●SQL Server クライアントソフト不要。
●SQL Server Management Studio
ローレベル接続の検証には、SQL Server Management Studio をインストールします。
PCからの接続検証ができれば、大概は同様に接続できます。
※TPiCSのクライアント使用には不要です。
●ファイヤーウォール
設定不要。
名前付きインスタンス(SQLEXPRESS)へ他のPCから接続可能にする
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/i5e7967a23094543a/version/1689648223/image.png)
SQL Server のサービス設定
デフォルトから、SQL Browserの起動が必要。
・SQL Browser サービス :実行中(必須)
・SQL Server (SQLEXPRESS) :実行中
・SQL Server エージョント (SQLEXPRESS):停止(ExpressEdtion は有効にできません)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/i50730ebcc44b9ee0/version/1689648230/image.png)
SQL Server ネットワークの構成の設定
・名前付きパイプ :有効(必須)
・TCP/IP :無効
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/i86e1334411783635/version/1689648236/image.png)
SQL Server (SQLEXPRESS)を再起動
[SQL Server 構成マネージャー(ローカル)]‐[SQL Server のサービス]‐「SQL Server (SQLEXPRESS)」を右クリックし、再起動をクリック。
名前付きパイプの設定を有効にするため、SQL Server の再起動が必要。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/i00e422e4b19257ce/version/1689839320/image.png)
サーバー側のWindowsファイヤウォールを設定
通常許可されてない。
ファイヤーウォールの許可
(TCPプロトコルのポート:1433 通信できなくてよい。)
・UDPプロトコルのポート:1434 通信許可が必須。
サービス名で指定する方法
ポートで設定の方法の他にサービスの指定して通信を許可する方法もある。
サービス名:SQL Browser を許可
※ファイアウォールの設定は[コントロールパネル]-[システムとセキュリティ]-[Windows Defender ファイアウォール]から設定を行います。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/i531b816f2f684f75/version/1689850095/image.png)
Windows Defender ファイヤウォールで新しい規則追加
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/i9842ef7d81e399d7/version/1689850126/image.png)
規則の種類
●ポート を選択。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/i691ebd0cb729aea1/version/1689850187/image.png)
プロトコルおよびポート
プロトコル
●UDP を選択
特定のローカルポート:1434
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/i478cb08aea119981/version/1689850264/image.png)
操作
接続の許可(デフォルト)。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/i6e4dc63dc2ec27ef/version/1689850313/image.png)
プロファイル
☑ドメイン
☑プライベート
☑パブリックをチェック(デフォルト)。
ドメインネットワーク環境内のみ通信を許可することや、ドメインとプライベートネットワーク環境のみ許可する設定をします。
後からも変更できるので、接続検証のために、3つとも(どこでのネットワーク接続でも)通信許可でよいです。
接続が確認できてから、パブリックはOFFのような設定をしていくとよいです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=524x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/ia8fa0a2044131898/version/1689850378/image.png)
規則の名前
規則の名前は自由に付けてください。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=907x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/if1667e6ec901705f/version/1689850538/image.png)
名前付きインスタンスへ接続するクライアントPC側の設定
●SQL Server クライアントソフト不要。
●SQL Server Management Studio
ローレベル接続の検証には、SQL Server Management Studio をインストールします。
PCからの接続検証ができれば、大概は同様に接続できます。
※TPiCSのクライアント使用には不要です。
●ファイヤーウォール
設定不要。
接続ができなとき
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s64d21b00408982fc/image/i0d1b87afeadae811/version/1689663592/image.png)
TCP/IPが無効のため接続できないケース
クライアントからサーバーへの接続で
SQL Server のTCP/IP無効、名前付きパイプ無効の場合
接続できない。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=413x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/i44abf73277d43c7a/version/1689663895/image.png)
名前付きパイプが無効のため接続できないケース
クライアントからサーバーへの接続で
SQL Server のTCP/IP有効、名前付きパイプ無効の場合
接続できない。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=413x1024:format=png/path/s64d21b00408982fc/image/ica52462e3331bf53/version/1689663630/image.png)
ファイヤウォールによって接続てきないケース