TPiCS-X 5.0 発売

日頃からTPiCSをご利用いただきありがとうございます。

このほど、2022年6月20日より、新バージョンのTPiCS-X 5.0を発売開始いたしました。

TPiCS-X 5.0は、製造業様の永遠のテーマ  ” 速く、安く、需要変動にレスポンス良く、しかし、安定した生産 ” を、継続的に実現するため、開発プラットフォームを一新し、高解像度ディスプレイでの表示やタブレット操作にも対応しました。

また、機能の充実も図り、ガントチャートで時間単位の計画調整や、金型や設備など個々をリソースとして管理し、リソースの使用計画や、部門別ガントチャートと組合わせて、負荷の確認、メンテナンス計画にもつながるオプションを開発いたしました。

インターフェースは新しくなりましたが、4.1、4.0のユーザー様や、3.2、3.1のユーザー様にも、引き続きお使いいただけるように、生産管理の根底の考え方、機能の継続性を持ち、容易にデータ変換する機能も組込まれております。システムのブラッシュアップにもご活用ください。

• TPiCS-X 5.0 機能トピック
• TPiCS-X 5.0 研修会について
• Tx4.1のご購入やサポートレベル、バージョンアップについて
• Tx5.0で今後追加する予定の機能
• Tx4.1から統廃合した機能

• タブレットによる操作性向上や、高解像度画面にも対応する「一新したインターフェース」
• 項目集計、グループ集計、総集計　どこのフォームでも任意に設定できる「グループ集計機能」
• 時間の単位まで調整可能になった「部門別ガントチャート・製番明細ガントチャート」
• すべての製番計画を一度に表示し他製番への引当も見ながら調整可能になった「製番明細ガントチャート」
• 生産実績と連動できる、設備、金型、治具の管理を行う新設の「リソース管理オプション」
• 所要量計算中に代替品を使用する計画の作成が可能になった「代替生産オプション」
• 製造リード日数を考慮した「自動平準化」
• 受注の変化を記録、分析に使用できる「受注推移一覧テーブル」
• 棚番管理にも適した「保管場所マスター」
• 得意先マスターから別表示が可能になった「納入場所マスター」
• 複数の納入先の管理ができるようになった「売価マスター」

研修会は、TPiCSの特徴である、アイテムのパラメータによって振舞いを変え、量産、個別受注生産、個別設計生産へ柔軟に対応できることを幅広くご理解いただくため、業務コースとシステムコースの2コースに再編いたしました。

量産の工場でも、試作の場合は、個別設計生産に近く、プロジェクト計画による生産の方が適していますし、個別受注生産の工場でも、リピート生産が増えると、f-MRPによる生産計画の方が合ってきます。個別設計生産でも、すべてを１から設計するのではなく、共通使用できるユニットがあり、一部が受注設計で、多くの部材は製番管理やf-MRPによる管理がよいケースも多々あります。

このようなとき柔軟な管理をしていただけるように、4日間の業務コースに拡充し、量産のf-MRP、受注生産の製番、個別設計のプロジェクト計画について説明するカリキュラムになりました。

■業務コース

　1日目(月) 10:00～18:20
　　・操作方法
　　・TPiCSの特徴的な考え方、TPiCSの概要
　　・所要量計算
　2日目(火) 9:45～18:20
　　・注文書・作業指示書発行
　　・資材実績・生産実績入力、マスターの作り方
　3日目(水) 9:45～18:20
　　・複数ロケーション
　　・製番管理（B製番、S製番、F製番）
　　・原価管理
　4日目(木) 9:45～18:20
　　・一品生産管理（プロジェクト計画）
　　・構成情報変換と一品生産
　　・ガントチャートの操作と設定
　　・月次更新（月締め処理）
　　・初期導入時の運用
　　・その他のオプション機能
■システムコース
　5日目(金) 9:45～18:20
　　・システム運用
　　・カスタム設定
　　※業務コースにご参加、内容を把握されていることが前提の説明になります。

• Tx5.0をリリースした後も、Tx4.1は安定版の位置づけで販売継続いたします。
  また、オプションの追加や、稼動ライセンスの追加なども変わりなく、ご購入いただくことが可能です。
•  Tx4.1のサポートについては、サポートレベル2へ変更となり、お問合せ対応については以前と同様ですが、プログラム対応は不具合修正のみに変わります。
  研修会については、2022年中は4.1が毎月開催、5.0が隔月開催、2023年は5.0の開催を増やしていく予定です。
• Tx4.1をご購入の方も、スタンダード保守を継続してご利用中でしたら、システムのバージョンアップ費用はなく、Tx5.0へ切替えていただくことが可能です。（プログラム保守の場合はバージョンアップ費用必要）
  保守料金については、切替えた月からTx5.0ベースで頂戴いたします。
• システム以外の、バージョンアップ作業や関連するシステムの更新は、保守サービスご購入先のTPiCSインテグレータ様へご相談ください。

1. 管理チャート機能【リリース後に追加】
2.  製番計画の比較、製品構成表の構成比較、プロジェクト計画の比較機能【リリース後に追加】
3.  アイテムマスターなどに追加したユーザー定義フィールドを簡便に統合マスターへフィールド追加する機能【リリース後に追加】
4.  複数領域管理【リリース後に追加】
5.  実績入力時のトランザクションテーブル経由の取込モード【リリース後に追加】

1.  製番別進捗管理フォームを製番明細ガントチャートの進捗表示へ【統合】
2.  配送積載オプション、サービスパーツオプション　【廃止】
   Tx4.1でご利用いただくことがなかった、配送積載オプション、サービスパーツオプションを 一旦廃止し、ご要望の状況によって再検討、再実装に変更としました。
3.  製造指示フォーム【廃止】
   製番を束ね「製番」を付番する機能でしたが、受注からの製番作成、受注製番引当ては製番計画の「製番」「枝番」毎になることから使用される機会が少ないため廃止としました。