■エラーと発生条件
①今まで問題がなかったTPiCSを起動時に下記エラーの発生

② Windows Server 2003 SP1上でTPiCS-X本体あるいはシステム環境設定を先に起動しておいて、
後からBDEAdminを起動したとき
逆にBDEAdmin を先に起動しておいて、後からTPiCSを起動すると

のエラーが発生します。
■エラーと発生条件
①の原因
WindowsUpdateなどで、権限が影響し、BDEの設定ファイルがクリアされたり、BDEが使用しているレジストリ情報がクリアされることがあるようです。
対処方法DOCファイル
bdeset.zip (16/12/28更新)
設定用の「SetBDERegistry32.exe」が古い場合は下記をダウンロードして使用してください。
②の原因
このエラーは、Windows Server 2003 SP1上の場合、MS-IMEに関するモジュールが、BDEのIDAPI32.DLLが使用する
メモリアドレスをロックしてしまい、 IDAPI32.DLLが2重起動してしまうために発生します。
これを回避するためには、MicrosoftのWindows Server 2003 SP1 PlatformSDKに含まれるRebase.Exeを使用し、
IDAPI32.DLLが使用するメモリアドレスの範囲を移動してください。
Rebase.exeは再配布不可能なので、下記URLからご自分でダウンロードして下さい。
■回避手順
①以下のURLからPSDK-x86.exeを入手します。
②ダウンロードしたPSDK-x86.exeを実行、展開します。

■セットアップウィザードの画面が表示されます。

■全てをインストールすると1G程度の空き容量が必要になってしまいますが、
Customインストールで「Microsoft Windows Core SDK」-「Tools」のみ指定してインストールすることができます。

■インストール完了後、[すべてのプログラム]-[Microsoft Platform SDK for Windows Server 2003 SP1]
-[Open Build Environment Window]-[Windows server 2003 32-bit Build Environment]-[Set Win Svr
2003 32-bit Build Env(Debug)]を起動します。

■表示されているコマンドプロンプトで以下のコマンドを入力後、Enterキーを実行します。
>rebase –b 14000000 C:\Program Files\TPiCS\BDE\idapi32.dll
デフォルトのTPiCSインストールフォルダは、C:\Program Files\TPiCSなのでC:\Program Files\TPiCS\BDE\idapi32.dllですが、
変更している場合は、そのフルパスを指定してください。
14000000は移動先のメモリアドレス開始位置です。この指定でもエラーが発生する場合は他のアドレスもお試しください。
弊社では11000000や20000000でもエラーが発生しなくなりました。
■Rebase.exeに関する詳細は、下記URLをご覧ください。
http://msdn.microsoft.com/library/default.asp?url=/library/en-us/tools/tools/rebase.asp